写真で見るバスの歴史 IV
バス黄金時代へ(戦後の復興期)
戦後の輸送需要拡大を迎えて、バス業界は国産ディーゼルバスの普及とその大型化が進んで行きました。
昭和26年には、大阪市で日本初のワンマンカーが登場しました。都市の拡大に伴い、運行時間が延長されるのとは裏腹に、女性車掌の就労時間に制約が生じ、ワンマンカーの普及に拍車をかけました。昭和27年には、車掌不足を補うために、横浜でもワンマンカーが登場しています。
昭和30年代に入るとますますバス事業は拡大し、地方都市の駅でも、必ずバスがあるという黄金時代を迎えることとなります。
『バス事業百年史』(公益社団法人日本バス協会刊より引用)