雨にも関わらず大盛況!『バスまつり2018 in 晴海』
熱気と笑顔にあふれた『バスの日イベント バスまつり2018 in 晴海』
東京都交通局は2018年9月15日(土)、東京都中央区の晴海客船ターミナルで、「バスの日イベント バスまつり2018 in 晴海」を開催しました。このイベントは9月20日の「バスの日」にちなんで毎年この時期に行われ、今年が14回目。バスにまつわるグッズがたっぷり、各社のバスが集結して、マスコットキャラクターたちが大集合のステージイベントも楽しいと、世代を超えた多くの人たちに親しまれています。
屋内メイン会場での物販やステージ、屋外サブ会場でのバス車両展示、そして美味しいものたくさんの屋台など、どこへ行ってもたくさんの人でにぎわっていました。
外のサブ会場には、バス会社6社のユニークな車両が集合しました
■晴海が熱い! バスで熱い! 人で熱い!
●延々と続く列はイベントへの期待の表れ
「この日は朝からあいにくの雨でしたが、それでも10時にオープンするメイン会場の前には長蛇の列が。2017年の「バスまつり」には約8,700人が来場しましたが、今回も相変わらずの大盛況でした。入場無料ですし、3連休の初日に出かけてみようという方も多かったようです。
メイン会場の開場前には、傘をさしながらの長い列が真っすぐに続き、さらに折り返して長く続くほどの大盛況ぶりでした
- 楽しくてうれしいステージイベントもいっぱいでした
- インパクトのある広告物も目を惹きました
●都内で路線バスとして活躍する6台のバスを展示
そしてサブ会場である大型専用駐車場の方にも多くの人が詰めかけていました。9時から10時までは車両撮影タイムを先行実施。都営バス、小田急バス、関東バス、京王バス、京浜急行バス、東急バスが勢ぞろいした会場に、シャッターの音が響いていました。後には運転士体験なども行われ、制服を着用し運転席に座っての記念撮影には、子ども連れのご家族も大喜びでした。
- きゅんたのラッピングが施された「小田急バス」11-A9317
- 深川自動車営業所所属の新車「都営バス」S-C268
- 鮮やかな京王ライナーラッピングの「京王バス」J21214
- かんにゃんのさまざまな表情が楽しめる「関東バス」A7109
- 8月に運行が開始されたばかりの
「東急バス GO!GO!ゴマちゃん号」T606
- 2020のナンバープレートもとてもおしゃれな
「京浜急行バス」M2850
【インタビュー】東京都交通局の島崎健一さん
- 交通局 自動車部 営業課長の島崎健一さん
●さまざまなプロフィールの人たちと未来へ向かうバスの姿
東京都交通局の島崎健一さんに、バスを取り巻く社会環境などについてお話をうかがいました。「バスまつりは2005年から毎年の開催で、今年で14回目。年々充実しパワーアップした内容でお楽しみいただいています。最近では高齢化が進み、身近な交通機関としてのバスのご利用が増えています。そうした中で、より使いやすさを重視した各社の取り組みがなされていると思います。一方で、外国人の方々のご利用も増えているため、バス停をはじめとする多言語表記など、ますますユニバーサルな方向へ進んでいるでしょう。また一方では、将来へ向けて子どもたちにも今からバスに親しんでもらえるように、各社のマスコットキャラクターたちも活躍しています。もちろん安全・安心の確保は最優先ですから、私たちも各社も安全管理にはできる限りの方策で取り組んでいます。今日のバスまつりでは、さまざまなバスの側面にふれてもらえるとうれしいです」...と、素敵な笑顔でご紹介いただきました。
■楽しめるサービスや物品販売に多くの人が詰めかける!
●新たに参加したJAFは、子どもたちに交通ルールの遵守を呼びかける
島崎さんからは、今年から新たに参加されたJAFについても、今回の見どころとしてご紹介いただきました。目玉企画としては、写真入りの「子ども安全免許証」を無料で作ってもらえるとのこと。「交通ルールを守ります。」という宣言の後には、1.しんごうをまもります。2.みぎひだりをたしかめます。3.おうだんほどうをわたります。としっかり書かれ、子どもたち一人ひとりに交通安全を啓蒙するアイテムになっていました。
- 立派なオリジナルの免許証ができることで、
子どもたちも大喜びでした
- 写真入りの「子ども安全免許証」には、
「交通ルールを守ります。」と大きく書かれています
●大にぎわいの物販コーナーには、レアな限定グッズもたくさん!
2階のメイン会場には各社の販売コーナーが並び、多くの人でごった返していました。お目当てのところへ駆けつける人も、掘り出し物に目を輝かせる人も、さまざまな表情で楽しんでいました。
- おなじみバスラマの「ぽると出版」のコーナー
- 鮮やかなレモンイエローが目を惹く「はとバス」の物販コーナー
- バスまつり2018限定「ガチャガチャ」も
家族連れに大人気でした
- 「学研プラス」のコーナーでは、大画面で
DVDの上映も行われていました
- ピンボールのゲームもあり、デジタルのゲームに慣れている
子どもたちにも新鮮だったようです
- 「交通局電車部」のコーナーでも、みなさん対応に大忙し
- きゅんたのグッズも人気だった
「小田急バス」のコーナー
- 新しいマスコットキャラクターも楽しみな
「京浜急行バス」のコーナー
- 「東急バス」のノッテちゃんの
のぼりの前で記念撮影する人の姿も
- 根強いファンも多い「京王バス」のコーナー
「関東バス」や「都営バス」の撮影スポットでも、記念撮影を楽しむ人の姿が多く見られました
- 「
- 豊洲市場のイッチーノや、PASMOのロボットも
会場を盛り上げてくれました
▪️ステージを盛り上げた協賛各社のマスコットキャラクターたち!
●人気者たちが勢ぞろいし、大人も子どもも大喜び
4階のステージ会場には、午前と午後に、それぞれのバス会社のキャラクターたちが勢ぞろい。撮影会などでもみんなと交流を深めました。登場したのは、東急バスの「ノッテちゃん」(みんなに乗ってほしいなぁという思いから)、京王バスの「ピンポン・パンポン」(双子のキャラクターです)、都バスの「みんくる」(みんなのくるま・都民の車が由来)、都電の「とあらん」(東京さくらトラム(都電荒川線)のキャラ)、関東バスの「かんにゃん。」(背中に羽がついています)、そして小田急バスの「きゅんた」(かわいい子犬です)。みんな愛嬌のある仕草で、相変わらずの人気ぶりでした。
左から、ノッテちゃん、ピンポン・パンポン、みんくる、とあらん、かんにゃん、きゅんた
- お気に入りのキャラクターとの撮影もできて、
大喜びの参加者も多かったようです
- みんくる、とあらんは、
何度もステージに登場する活躍ぶり
▪️会場を巡り歩く楽しみを増幅させたスタンプラリー
●7つのキャラクターのスタンプが笑顔をつくる
いろいろな楽しい企画の一つが、スタンプラリー。専用の用紙に各社のキャラクターのスタンプを7つ全部押すと、みんくるなどの都バスマグネットと、レア賞品抽選券がもらえるというものでした。
各所を巡ってスタンプを押し、4階に設けられたゴールへ到着!
【インタビュー】京急バスと都バスがイチ押しという丸山さんご家族
●イベント参加のワクワク感が素敵に伝わる!
無事にスタンプラリーのミッションをコンプリートした、笑顔の丸山さんご家族にお話をうかがいました。ちなみに今日はお父さんは来られなかったとのこと。弟の涼大くんは「京急大好き!」と言い切るくらい京急バスのファン。お兄さんの翔大くんは「バスも電車も大好き」とのことで、レアな電車にもかなり詳しそうでしたが、好きなバスは? との問いかけにはしばらく考えて「都バスかな」との答え。これからバスのおもちゃを買いたいというお話でしたが、お母さんのみどりさんは「予算的にどうかは検討します」とのこと。楽しいコメント、ありがとうございました!
丸山さんご家族、左から涼大くん、みどりさん、翔大くん
■今年も好評だった、盛りだくさんのステージイベント!
●子どもクイズ大会の出題内容に、大人たちもうなる
「バストリビア 子どもクイズ大会」は、バスに関するクイズに子どもたちが○か×かで答えるというもの。簡単な形式ですが、「最近、おもしろい名前のバス停が注目されることが増えていますが、京王バスのバス停の中に『たまらん坂』という名前のバス停がある」(答えは○)など、かなり難しい内容の出題に、周りで見つめる大人たちも楽しまれていたようでした。
クイズは○×方式で、とあらんサイドか、みんくるサイドに移動するというものでした
●明るい声が響く中で、みんなの笑顔が響き合う
さまざまな内容のステージイベントの司会進行を務めたのは、ホリプロ アナウンス室の久野知美さん。明るく優しくテキパキとした進行で、抽選会では当選者と心から喜び合う姿がとても印象的でした。
- 応募した中で、抽選で当選された方が、
激レアグッズを購入することができました
- バス部品の購入抽選会の展示コーナーには、
数々の出品物が展示されていました
久野知美さんは、毎回のステージの司会進行で大活躍でした!
▪️おまつり感いっぱい! 会場のあちこちで思い出づくり
●参加して、体験して、いろいろなカタチでバスに親しむ
「都営バスぬり絵コーナー」は、子どもたちがバスに自由に色を塗って、記念に持ち帰ることができるというもの。他にも「バスダイヤ引き講習会」など、参加して楽しめる企画がいっぱいでした。
- 「バス車内での転倒事故が増えています。バスが止まってから
お立ち下さい」と書かれたうちわも配布
- 都営バスのぬり絵コーナーでは、
多くの子どもたちの真剣な表情が見られました
- 外にはキッチンカーなど12台の屋台が集結し、
どこを見ても大人気でした
●ステージイベントのエンディングは、レア賞品大抽選会
ステージの最後にも、みんくる、とあらんが登場! 多くの応募の中から公開抽選が行われ、温かい雰囲気の中で歓声が上がっていました。賞品のレア度も非常に高く、抽選に当たった人の中には、思わずガッツポーズをとる姿もありました。
会場にいる人に直接賞品が手渡され、喜びの輪が広がっていました
取材後記
9月20日の「バスの日」は、京都市内で115年前に初めてバスが運行した日を記念したもの。この日にちなんで東京都交通局が毎年開催している「バスまつり」は、今年も大盛況のうちに終わりました。バスは、場所と場所とをつなぐ交通手段であるだけではなく、人と人の心をつなぐコミュニケーションにも大きく関わっていることを、このイベントで改めて感じさせられました。そして、バスやバスキャラクターたちに目を輝かせる笑顔の子どもたちの姿を見ていると、変化を続けながらも1世紀以上の時を越えて走り続けてきたバスが、さらに愛される存在として未来へ続くことを願わずにはいられません。